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農事メモ2月号
水 稲
1.平成23年産米の生育の経過・収量・品質など
5月下旬から6月上旬にかけての低温で生育が遅れ、茎数は少なめに経過しましたが、6月下旬から7月中旬の高温により、茎数は平年並み程度に回復しました。
早生品種の出穂期は平年より3〜4日早くなり、成熟期も同様に平年より3日程度早くなりました。中生品種の出穂期はほぼ平年並みでしたが、成熟期は平年並みから2日程度早くなりました。
各品種の出穂期・成熟期・登熟日数
(近江八幡市安土町大中・5月10日植え)
作況指数は99(全国は101)となり平年並みでしたが、現場では「今年は収量が少ない」という声が多く聞かれました。これは8月の気温が平年より高い一方で、日照時間が少なかったことや台風による倒伏が重なり、厚みの薄い米が多かったためと考えられます。
病害虫は、昨年と同様にニカメイチュウの発生が多く注意報が出されましたが、被害は一部のほ場で留まりました。また斑点米カメムシ類の発生量が多く、秋の詩を除くすべての品種で斑点米の発生による格落ちが多く見られました。
2.平成23年産米の検査結果
平成23年産の大津の1等米比率は43.9%(平成24年1月13日時点)でしたが、県全体の平均値71.8%(平成24年1月13日時点)と比較すると低い値となりました。
3年間の1等米比率
(JAレーク大津)
品種別1等米比率は、コシヒカリ、レーク65、日本晴の順で高く、キヌヒカリと秋の詩はもっとも低くなりました。
2等以下のおもな格付け理由は、コシヒカリ・キヌヒカリ・秋の詩が「心白および腹白」、レーク65と日本晴は「斑点米」がもっとも高い割合を占めました。
2等以下のおもな格付け理由
(平成24年1月13日時点)
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したがって稲作の品質を向上させるには、「心白および腹白」と「斑点米」の割合を減らすことがもっとも重要な課題となっています。
3.今年の対策
「土づくり」で病気や倒伏に強い稲を作りましょう
稲わらのすき込みと、土づくり肥料(土壌改良資材)を継続的に施用しましょう。
白未熟粒を少なくする対策を徹底しましょう
生育前半の過繁茂を防止するため、「遅植え」「疎植」「細植え」を確実に実行しましょう。
@ 遅植え
田植えは5月中下旬(ただしレーク65は茎数確保のため5月上旬とします)。
A 疎 植
植え付け株数は、坪50〜60株(ただしレーク65は坪60〜70株とします)。
B 細植え
植え付け本数は4本以下。
登熟を高めるため、適切な「水管理」を実施しましょう
@ 中干し
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中干しは6月中旬頃から行います。
開始する時期の目安は、60株/坪植えは茎数17〜18本/株、50株/坪植えは茎数20〜21本/株です。
還元障害が見られたら、茎数が少なくてもすぐに干しましょう。
A 出穂前後各3週間の湛水管理
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レーク65・コシヒカリ・キヌヒカリは7月10日頃〜8月20日頃まで、日本晴・秋の詩は7月15日頃〜8月25日頃まで常時湛水管理を行います。
この時期の常時湛水管理は白未熟粒や胴割粒の発生を軽減するだけでなく、カドミウムの吸収も抑制します。
レーク65では茶米や黒点症状米の発生を軽減する効果があります。
B 落水の時期はできるだけ遅らせる
収穫作業に支障のない限り、落水を遅らせます(早い落水は、白米熟粒や胴割粒の発生を助長します)。
登熟を高めるため、適切な「穂肥」を実施しましょう
コシヒカリは、穂肥を出穂18日前と出穂11日前の2回に分けて施用します。
秋の詩では、穂肥を出穂25日前と出穂18日前の2回に分けて施用します。
緩効性肥料(セラコートR651)は、分けて施用する必要はありません。
穂肥の量と時期の目安
病害虫防除
@ いもち病
いもち病は、一部の常発地で多発しました。適切な防除を行いましょう。
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いもち病の常発地では、育苗箱施薬を行いましょう。
田植え後の置き苗は、移植後なるべく早く処分しましょう。
穂いもち防除の薬剤例は下記表のとおりです。
穂いもちの防除例
A 紋枯病
昨年も紋枯病の発生は多く見られました。レーク65は紋枯病に弱いため、必ず防除を実施しましょう。
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チッ素質肥料の多施用や、株当たりの植え付け本数が多いと発病しやすいので注意しましょう。
紋枯病が多かったほ場は、必ず紋枯病の防除をしましょう。
紋枯病の防除例
B 斑点米カメムシ類
斑点米の混入は、検査等級の格落ちの原因となります。特に大津市南部では、例年日本晴で斑点米の発生が多くなっています。斑点米をしっかり防ぐために、下記のことを心がけてください。
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出穂2〜3週間前と出穂期に畦畔の草刈りを実施しましょう。
適期防除の実施
アルバリン粒剤は出穂7日〜10日後、ダントツ粉剤DLは出穂7日〜15日頃に散布すると防除効果が高いです。
除草剤
@ 中・後期除草剤の使用について
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除草剤の使用方法や効果がある雑草の種類を参考に薬剤を選択しましょう。
ワイドパワー粒剤の使用時の水管理は、他の除草剤と違うため使用方法をよく読んで散布してください。
中・後期除草剤の使用時期など
※注:ワイドパワー粒剤は散布した後2日間は浅水で管理し、散布後3日から7日は浅水から湛水状態にして管理します。
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